「OpenSeaにあるOpenRarity(オープンレアリティ)ってなに?」
「OpenSeaでNFTを買うときに、どれがレア度高いのか分からないから知りたい!」
このような悩みに答えていきます。
・OpenSeaにあるOpenRarity(オープンレアリティ)とは
・OpenRarity(オープンレアリティ)のメリット・デメリット
これまでに人気プロジェクトからNFTを購入したいと思っても、「どれがレア度高いのか分からない…..」と困った経験をしたことがある人も多いはず。
しかし、この「オープンレアリティ(OpenRarity)」が実装されたことで、そのNFTのレア度が一瞬で判断できるようになりました。
私もいまだに、コレクション内でレアリティが高いNFTが分からない時が多いので、この機能はほんとうに助かります!笑
そこで今回の記事は、OpenRarity(オープンレアリティ)がどんなサービスで、どんなメリットやデメリットがあるのかについて解説していきます。
OpenRarity(オープンレアリティ)とは
OpenRarity(オープンレアリティ)は、2022年9月22日に大手NFTマーケットで有名なOpenSea(オープンシー)から実装されたサービスの一つです。
なので、コレクションにあるNFTのレアリティについて外部サイトから調べたり、ツイッターなどのSNSで情報収集するといった手間がなくなります。
レアリティランクについて
上記画像のように、オープンレアリティ機能が適応されているNFTは「レアリティランク:トップ〇〇%・〇〇/〇〇」と表示されます。
そのため、分母によって分子が若ければ若いほど、レアリティランクが上がっていきます。
そんなレアリティランクは以下のように細かく分かれています。
- 0.1%
- 1%
- 5%
- 10%
- 15%
- 20%
- 25%
- 30%
- 40%
- 50%
- 表示なし
基本的に、レアリティランクが上位のNFTの価格は上がりやすいですが、イラストのデザイン性が高いものも同様に高値が付きやすいです。
例えば、2022年10月時点で、ODENPETSの#4(レアリティランク:0.1%)には”7ETH(=約140万円)”で販売されています。
こちらのODENPETSは、リビールするNFTだったので上位レアリティを手にするには完全に運が必要でした。笑
OpenRarity(オープンレアリティ)のメリット・デメリット
続いて、OpenRarity(オープンレアリティ)のメリットやデメリットについて解説していきます。
OpenRarity(オープンレアリティ)のメリット
OpenRarity(オープンレアリティ)のメリットは以下の通りです。
- レアリティランクが一瞬で判断できる
- NFT投資の判断材料の1つとなる
メリット①:レアリティランクが一瞬で判断できる
オープンレアリティが実装されているコレクションのNFTであればすぐにレアリティランクを確かめられます。
その確かめる方法の一つとして「#〇」の上にクリックをのせるだけで表示されます。
また、以下の画像のようにコレクション内で「レア度が最大」が選択でき、上位から順番に見ることも可能です。
メリット②:NFT投資の判断材料の1つとなる
冒頭でも軽く触れましたが、NFT初心者や新しいプロジェクトのコレクションに参入しようと思っても、明確な判断材料は存在しませんでした。
そのため、TwitterなどのSNS等で調べたり、外部の情報サイトのツールにアクセスするといった方法がとられていました。
しかし、レアリティが上位であってイラストも好印象であれば、コレクションの人気に火がついたときには一気に価値が伸びていく可能性も十分に考えられます。
よって、NFT投資をする上での大きな判断材料となります。
このような判断をオープンシーの公式サイトから定められるようになるので、NFT初心者〜上級者までよりNFT自体を楽しめるようになります。
OpenRarity(オープンレアリティ)のデメリット
しかし、OpenRarity(オープンレアリティ)によって瞬時にレア度がわかるといった大きなメリットとは裏腹に、以下のようなデメリットも2022年10月時点でもあります。
- コレクションによってレアリティランクの精度が低い場合もある
- すべてのNFTコレクションが対応していない
デメリット①:コレクションによってレアリティランクの精度が低い場合もある
すでにOpenRarity(オープンレアリティ)の公式サイトにて、コレクションによってレアリティ判断が統一できていないことについては発表されています。
We conflate the concepts of rarity (mathematical scarcity of attributes), and creator tiers or market value that assign value to attributes or items independent of scarcity.
OpenRarity
日本語で要約すると、「レアリティの設定プロトコルが統一されていないため、コレクターやクリエイターに混乱を招きやすい」といっています。
しかし、オープンレアリティのみならず、TraitSniperやRaritySniperなどの外部のレア度測定ツールを比較したときにもコレクションによっては大きく異なる数値を叩き出してしまうこともあるという結果も出ています。
そのため、今後の課題や解決策として以下のように発表されました。
We believe that creating a fully transparent, open-source, mathematically grounded rarity ranking algorithm can create more consistency and lead to a better creator and consumer experience in the long-term.
OpenRarity
”日本語要約”
完全に透明で、オープンソースで、数学的に根拠のある希少性ランキング アルゴリズムを作成することで、より一貫性が生まれ、長期的にはクリエイターと消費者のエクスペリエンスが向上すると考えています。
日々成長を続けているNFTですが、公式でもこのように改善が続けられているので、もう少しの間待つしかないですね^^
デメリット②:すべてのNFTコレクションが対応していない
2022年10月時点では、すべてのNFTがオープンレアリティを実装していないので、レアリティランクを見ることはできません。
しかし、オープンシーではクリエイターが自分のコレクションにオープンレアリティ機能を実装するかどうかを決めることはできるので、今後増えていく可能性はあります。
なので、NFTの世界でもよく言われるDYOR(自分で徹底的に調べよう)して、NFTを購入するなり応援するなりしていくことが大切です。
この記事のまとめ
オープンレアリティは実装されたものの、まだまだこれから成長していくサービスであることは、現時点では間違いないので、参考程度に利用するのが一番良いでしょう。
しかし、レア度を判断する精度が上がっていけば、確実にオープンシーの利用者なら重宝することとなるのではないでしょうか。