✔︎主な出演キャストについて
✔︎見どころや魅力がわかる
✔︎あのシーンの挿入曲・今回のロケ地ついて
✔︎おすすめしたい理由
✔︎一個人としての視聴感想や考察
2021年6月18日にNetflixで公開された『ファザーフッド』ですが、2022年2月時点でも、人気急上昇中の作品として扱われ、未だに火が灯され続けています。
また、一つの実在するブログ記事をもとに制作された作品でもあり、公開された当初は話題になりました。
そんな今回の作品に関する皆さんが気になりそうな情報をすべてこの記事にまとめてみました!
ぜひ最後までお付き合いください♪
ストーリーの始まり(あらすじ)
ある日、娘との引き換えに妻を失ってしまう主人公のマット。
そして、右も左も育児に関しての知識が全くない彼は、娘との二人三脚で人生を歩んでいくことに。
育児はママがするものという固定概念を持った世間に立ち向かいながら成長していくストーリー。
あの登場人物(キャスト)はだれ?
マット・ロジェリン役(ケヴィン・ハート/Kevin Hart)
Let’s go LA…. We are doing big things at the Netflix Is A Joke Festival this year!!!!!! Get ur tickets now at https://t.co/6inVmqHzjo NOOOWWW!!!! pic.twitter.com/IXbBjDO6t4
— Kevin Hart (@KevinHart4real) December 8, 2021
明るく元気な主人公のマット。
バスケとポーカーを休日に仲間とするのが習慣。
ある日、新しい命を授かったと同時に、最愛の妻をなくすこととなる。
・ジュマンジ/ネクスト・レベル
・セントラル・インテリジェンス
・True Story
・ライド・アロング〜相棒見習い〜
・THE UPSIDE/最強のふたり
リズ・ロジェリン役(デボラ・アリヨンデ/Deborah Ayorinde)
Dear @mattlogelin ,
— Deborah Olayinka Ayorinde (@DeborahAyorinde) June 20, 2021
Thank you for trusting me to portray a person who meant and means so much to you and Maddy. Sending you much love on this Father’s Day. #Fatherhood out now on @netflix pic.twitter.com/RZSSrEF1uR
マットの妻。
娘を出産後、この世をたつことに。
・ゼム
・Girls Trip
・Always & 4Ever
・ハリエット
・Bad Dad Rehab
マディ・ロジェリン役(メロディー・ハード/Melody Hurd)
マットとリズの娘。
母親譲りの強気な性格と父親譲りの陽気で明るい性格を持つ。
・Battle at Big Rock
・ゼム
マリオン役(アルフレ・ウッダード/Alfre Woodard)
Best Daddy Ever!
— Alfre Woodard (@AlfreWoodard) June 18, 2021
Fatherhood drops on @netflix TODAY!!!! @KevinHart4real @FrankieFaison @MelodyHurd2 pic.twitter.com/SdiqPku2JX
リズの母。
マットがちゃんと子育てできるか心配で仕方がなく、たびたび彼と意見が合わず衝突する。
・クレメンシー
・ルーク・ケイジ
・3人のゴースト
・The Family That Preys
・アナベル 死霊館の人形
ジョーダン役(リル・レル・ハウリー/Lil Rel Howery)
マットの親友の1人。
ジョークが口癖なほどコメディ体質だけど、どんな時もマットのことを支えてくれる優しさがある。
・Vacation Friends
・アンクル・ドリュー
・バッド・トリップ ~どっきり横断の旅~
・フリー・ガイ
・ゲット・アウト
オスカー役(アンソニー・キャリガン/Anthony Carrigan)
My first Emmys!!! ✨📷 @frazerkh Thank you @strongsuitclothing for the sweet threads #Emmys2018 #BARRYHBO @wallmanpr pic.twitter.com/yTNd0yctGA
— Anthony Carrigan (@Anth_Carrigan) September 19, 2018
マットの会社の同僚で親友でもある。
とにかくおしゃべりで止まらない。
リジーとマットを引き合わせる恋のキューピット。
・ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
・サタニック -悪魔に呼ばれて-
・The Undying
・Woman in Deep
・Long Island Confidential
リズ・スワン/リジー役(デワンダ・ワイズ/DeWanda Wise)
アニメーターとして働くリジー。
マットと出会い、お互いに惹かれあっていく。
・シーズ・ガッタ・ハヴ・イット
・サムワン・グレート -輝く人に-
・Someone Great
・ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野
・The Weekend
『ファザーフッド』の見どころは? ※ここから少しネタバレ
最愛の妻との別れは突然に
マットと妻のリズとの間で初めて子供を授かり、未熟児ではあったものの無事出産できたことにとっても喜んでいた2人。
しかし、喜んでいたのも束の間、27時間後にマットに悲劇が突然襲うのです。
それは、肺閉塞症による妻との突然の別れ。
やっと出会えた娘との喜びと最愛の妻リズとの別れからの悲しみなど複雑な感情が入り混じりながら、父と娘の二人三脚で新しい生活をスタートしていくことになる…..。
子育て=ママ が正しい?
右も左も分からないマットは、シングルファーザーとして日々大奮闘していくのですが、昔からの固定概念に苦労していく。
周りからの何気ない一言や、態度に「父親が子育てすることは間違い?」と疑心暗鬼してしまったり、自己嫌悪に陥ったり、葛藤したりと誰かに相談することも難しく、悩んでしまいます。
しかし、そんな弱さに負けたくない気持ちが強かったマットは、なんとか必死に食らいつき、人の常識を覆していく。
マディの成長
後半から、一気にマディが幼稚園生まで成長し、マディを中心にリズの両親、マットの友人2人、アニメーターのリジーとのストーリーが描かれていきます。
その中で、マディのいろんな感情を見ることができます。
幼稚園でのルールだったり、憧れを抱くようになるママという存在など。
マットの父としての目線もリアルだったけど、マディの子供としての目線もかなりリアルで、「親子」という言葉のそれぞれの立場の意味について考えさせられることばかりでした。
『ファザーフッド』のモデルとなった原作について
『ファザーフッド』の実話についてもっと詳しく知りたくなった方もいるのではないでしょうか。
2009年に書かれた「マディのための二つのキス(Two Kisses For Maddy)」というタイトルの回顧録に基づいて『ファザーフッド』は描かれたのですが、
その回顧録のさらに元となったのが、マット・ロジェリンという1人の男性の個人ブログ「MattLogelin.com」でした。
突然の妻との別れや子育ての様子をブログに書き続けていたところ、新聞やニュースに取り上げられるほど、この出来事が世界中の人々の話題となりました。
その後、妻の名前を使用した「リズロジェリン財団」を立ち上げたり、マットと同じ立場の人々をサポートするプロジェクトを作るなど貢献活動を続けています。
しかし、原作と異なる点も映画では見られました。
例えば、マットのスキンカラーが違うということに気づいた方もいるかもしれません。
これについて個人の見解として考えてみたところ、バラク・オバマ元大統領とミシェル夫人が携わる制作会社ハイヤー・グラウンド・プロダクションズとNetflixがパートナーシップを結んでいるのが大きいのではと考えました。
ハイヤー・グラウンド・プロダクションズは、オバマ夫妻が長年にわたり支持してきた価値観を表すストーリーを語ることに注力しています。選ばれたプロジェクトはこうした価値観を反映し、質の高いストーリーテリングの実現に貢献するものです。
https://about.netflix.com/ja/news/higher-ground-productions-announces-new-slate-of-netflix-projects
そんな素晴らしいミッションを掲げ、行動しているハイヤー・グラウンド・プロダクションズが携わる映画にも注目していきたいですね^ ^
『ファザーフッド』のタイトルの意味とは
「ファザーフッドってどういう意味なんだろう?」と視聴し終えた後に疑問に思ったので、考察してみました。
ファザーフッド(Fatherhood)とは、日本語訳すると「父であること、父権、父としての責任」という意味を持っています。
これだけでも今作のコンセプトにぴったりの言葉であることは理解できたのですが、ファザーとフッドを分解したときのフッド(Hood)に着目したところ、
ヒップホップの界隈では、「地元」という意味で使われているのです。
マットは、リズの故郷でもあるミネソタ州に義母から「帰ってきなさい!」と何度も言われていましたが、頑なに断り続けていました。
そのため、今回は単純な意味しかないと見せかけて、実は深い意味が込められていたのではないでしょうか。
『ファザーフッド』で気になった挿入歌”3選”
『ファザーフッド』の中で話題になり、また個人的にも気になった曲を3つピックアップしてみました!
Almost (Sweet Music) / Hozier
緊急で帝王切開することになり、緊迫した状況の中で、無事マディが生まれてきた時から流れていた曲でした。
ファザーフッドというキーワードを検索にかけた際に、予想で出てくるほど多くの人が気になっていたことがわかりますね。
私自身も視聴し終えたら、検索しようと心に決めていました。笑
Don’t Let Go / PJ Morton
周りが求める常識にギャップを感じ、1人で葛藤しているときに、マディを連れ、リズの実家に帰った際に流れていました。
ゆったりとしたバラードな曲調で、マットの心情を表現しているようでした。
Slow Up / Jacob Banks
マディにとって本当に幸せにできる選択は何かについて、心の中で生き続けるリズに話しかけているシーンで流れていました。
マディのことを本当に一番に考えているからこそ、簡単には決断できなくて。
父として娘を一生見守りたい気持ちもあるし、でも、果たしてそれがマディにとっては正解なのか葛藤しているというシーンにぴったりな曲でしたね。
私は、この曲が一番気に入りました。笑
『ファザーフッド』のロケ地はボストン?
リズの出産やマディが怪我をしたときに使っていたボストンという名前が入った病院も登場したことから、そこが撮影場所と思っていた方も多いのではないでしょうか。
実は、そのボストンももちろん撮影場所として訪れていたのですが、カナダでも撮影されていたのです。
カナダ / モントリオール
実は、ボストンよりも『ファザーフッド』のロケ地として一番使われていたのは、カナダのケベック州にあるモントリオールでした。
そのモントリオールのノートルダムドグラースという自治体にマットのお家もあり、外観や庭などが撮影されたものが映像で流れていました。
また、その自治体にはさまざまな文化を持ったショップやレストランなどの活気のある商業地域としても知られています。
アメリカ / ボストン
アメリカ・マサチューセッツ州にあるボストンでは、主にボストン・パブリック・ガーデンでいくつかのシーンが撮影されていました。
見る人によっては、この場所を特定することは簡単だったのではないでしょうか。
マディが5羽のアヒルの銅像に名前をつけて遊んでいるシーンや、初めてリジーとマットとマディのスリーショットで遊んだときにスワンボートに乗っていたあのシーンもこの公園で撮影されていたんです。
このボストン・パブリック・ガーデンは、ボストン市ないの中心地に位置するため、観光した際にも訪れやすそうですよね♪
『ファザーフッド』についてのQ&A
2021年6月18日にNetflixで公開された『ファザーフッド』は、2022年2月時点でHuluやAmazonプライム、U-NEXTなどの大手動画配信サービス(VOD)では公開されておらず、完全にNetflixのみとなっております。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
月額料金 | 990円 | 1490円 | 1980円 |
吹き替えは、日本語を含めて他に英語、ポルトガル語の合計3カ国用意されています。
また、字幕では、日本語はもちろん、英語、韓国語、ポルトガル語、中国語の合計5カ国用意されています。
楽しめたポイント(視聴感想)※がっつりネタバレ
マットの人柄
終始マットはカッコ良かったです。
男としても筋を通すし、シチュエーションによっては強気にもなるし、柔軟に対応することもできるしで、男性なら憧れるのではないでしょうか。
父親としても、マディに亡き母リズの存在についてしっかりと説明し、同じ目線で話していた姿や何よりも寂しさを感じさせないように常に第一に考えているところが、まさに父親の鏡でした。
マットと関わった人たちは、そんな一面を持つ彼の魅力の虜になってしまうんだろうなと思いました!
マットと周囲のサポート
ヒューマンドラマでもあるながらコメディ要素も忘れてないのが『ファザーフッド』で、オスカーとジョーダンの男同士の支え合いのシーンも感動的でありながらもしっかりと笑わせてくれました。
こういうシーンも絡めていくことで、作品として固くなり過ぎずに、最後まで飽きずに見ることができるのではないでしょうか。
また、会社の上司もコメディおじさんで、たくさん楽しませてくれたのですが、マットのことを理解し、信じてくれていた存在にかなり助けられていたと思います。
最後はやっぱり義母のマリオンですよね。
初めは、男1人で育児をすることにすごく心配し、衝突ばかりの2人だったけど、段々とマットの姿に安心していき、認めていくシーンには感動しました。
マット自身もマリオンを素直に頼っていけるようになり、かなり助けられていたと思います。
そんな大きなサポートは、すべてマットの人徳から来たものではないでしょうか。
固定概念と個性
日本でも、「その固定概念は古い」とか「人それぞれ持つ個性を重視すべきだ」とか何かの場面で聞いたことがある人も多いと思います。
今作でも、マディが幼稚園で1人だけズボンを履いていたことを問題視されてしまったり、新米ママ会に男性として参加した際にスムーズに受け入れられなかったり、といったシーンがありました。
しかし、マットはそれに対して反対しながら、彼なりの表現の仕方でアピールしながら貫いていました。
今回は1人のブロガーの実際の出来事をもとに作られた作品ではありますが、映画のキャラクターを通して社会のそんな考え方に訴えていく姿勢が、本来のメディアの理想に近い気がしました。
また、そんな考えに影響を受け、救われる人も多いのではないでしょうか。
この記事のまとめ(最後に)
✔︎心温まるほっこりした映画
✔︎コメディシーンもあって笑える
✔︎ロケ地はボストンとモントリオールだった!
✔︎実話がほぼ忠実に再現されていた
✔︎親子の絆
✔︎視聴方法はNetflixだけ!
いかがだったでしょうか。
親としての責任だったり、やるべきことがたくさんあったり、それぞれのキャストの目線での苦労や楽しさがたくさん垣間見れたと共に、考えさせられる映画でした。
もっともっとこういう映画を伝えていけるように情報アンテナを常に立てて発信し続けていきます!
以上、シナでした。